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ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)の毒性と生息場所 [ニュース]

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先日、ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)の実を
口に入れた 1歳男児が救急搬送されたニュースを見ました。
ミフクラギの毒性と生息場所が気になったので
調べました。


※写真はオオミフクラギの実です

ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)
毒性: 木全体にわたり有毒。
未熟果等の傷などに触れた手で目をこすると腫れることから
沖縄方言では「目脹ラ木」(ミフクラギ)と言われている。
種子をはじめとする全株にケルベリンなどのアルカロイドを含み
猛毒である。
ケルベリンはジギタリスの毒ジゴキシンに近い配糖体で、
心筋のカルシウムチャネルを阻害する。
この作用のため、摂取すると心拍が不安定になり、
最後には呼吸困難に陥って死に至る。
その他 悪心、嘔吐、下痢、四肢の麻痺、全身の冷汗等

生息地:熱帯から亜熱帯のアジアに分布。
日本では奄美大島以南の琉球諸島に分布し、
日本(奄美大島)が北限である。

これを見て関係のない地域の方は、
「安心」などと思っていませんか?


そもそもミフクラギに限らず私たちの周りには、
実はこういった植物は多く存在しています。

たとえば普通の?キョウチクトウはミフクラギとは
違いますが、こちらも強い毒性があり、
摂取した1時間後辺りに、疝痛、下痢、頻脈、運動失調
等を起こします。
過去にフランスでキョウチクトウの枝を串焼きの串に利用して
死亡者が出た例もあります。
このキョウチクトウは
乾燥や大気汚染に強いため、街路樹などに利用されています。
あなたの街にもあるかもしれませんよ。

ほかにももっと身近で誰もがよく使うものにも
毒性のあるものは存在しています。



【誰もが知ってる身近な毒性植物】
誰もがが知っている一番身近で
よく使うもので毒性のあるものといったら
ジャガイモ」ではないでしょうか。
「ジャガイモ」のや、光に当たって緑色になった部分には、
天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれています。
また、家庭菜園などで作られた未熟で小さい「ジャガイモ」にも、
全体にソラニンやチャコニンを多く含んでいることがあります。
ジャガイモを調理するときに芽の部分を取り除くのはそのためです。
ソラニンやチャコニンを多く含むジャガイモを食べると、
吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの
症状が出ることがあります。

ほかにも梅雨時によく目にするアジサイ
このアジサイの葉を食べて、おう吐やめまいなどの
中毒症状を引き起こした例があります。

ほかにもよくは知らなくても一度は
耳にした事のある植物で
毒性のあるものはまだまだ存在します。

知識のない方は、やたらと口にしないほうが
無難です。

私が子供のころには近所の林や藪の中を友達と探検したりして
植物でかぶれる事もしばしば、
また蜂に刺されたり等、植物に限らず
身近に危険をいろいろ感じたものです。


ところが
日本があまりに平和なせいのか、
遊びを含めた生活スタイルの変化なのか
生活も火を使わずに調理ができたり、
いろんなことが安全快適になればなるほど
危機意識は希薄になっていき、
本来当たり前のように存在している危険に
鈍感になっているようにも
見受けられます。

そして、普段そこにあるはずの危険に目がいかず
ある日こういった事件が起きて危険に気づかされる。
こういったことはこれからも起こると思われます。

話が少しずれてしまいましたが、
身の回りの植物で毒性のあるものは
調べると実にたくさん存在しています。
しかし正しい知識さえあれば
怖がらずむしろ楽しく付き合っていけるのも
植物のよいところです。


危険を排除することより、
危険を認知しつつ
うまく付き合っていくことが
賢い選択のように思います。



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